医薬経済オンライン

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激化する「フローラン」争奪戦

病院は虎視眈々と値引き

2013年8月15日号

 「グラクソスミスクラインから市場を奪いますよ」  こう自信満々に語るのはアクテリオン・ファーマシューティカルズ幹部だ。6月に販売開始した肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬『エポプロステノール静注用「ACT」』(先発品はGSKのフローラン)に並々ならぬ期待を寄せている。  オーファン(希少疾病)領域に強い同社は、PAH領域では、すでに「トラクリア錠」(ボセンタン水和物)を投入している。そこへ新たにフローラン後発品を送り込んだのである。  ところが、フローラン後発品は既に上市済みだ。テバ製薬は買収前の旧大洋薬品が11年11月、富士製薬は12年1月に上市している。アクテリオンのフローラン後発品は3番手に当たる。しかもすでに1年半が経過した。これが高血圧市場なら、絶望的な出遅れになる。アクテリオンはなぜ「強気」の姿勢なのか。どうも、同社の製品が、「付加価...  「グラクソスミスクラインから市場を奪いますよ」  こう自信満々に語るのはアクテリオン・ファーマシューティカルズ幹部だ。6月に販売開始した肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬『エポプロステノール静注用「ACT」』(先発品はGSKのフローラン)に並々ならぬ期待を寄せている。  オーファン(希少疾病)領域に強い同社は、PAH領域では、すでに「トラクリア錠」(ボセンタン水和物)を投入している。そこへ新たにフローラン後発品を送り込んだのである。  ところが、フローラン後発品は既に上市済みだ。テバ製薬は買収前の旧大洋薬品が11年11月、富士製薬は12年1月に上市している。アクテリオンのフローラン後発品は3番手に当たる。しかもすでに1年半が経過した。これが高血圧市場なら、絶望的な出遅れになる。アクテリオンはなぜ「強気」の姿勢なのか。どうも、同社の製品が、「付加価値」

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