医薬経済オンライン

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分業バッシング「救済策」が徒に

14年度診療報酬改定、厚労省内で駆け引き

2013年8月15日号

 14年度調剤報酬改定に関してはすでに厳しいマイナス改定になるとの予想が公然と囁かれている。背景には、今年に入って一般マスコミにまで飛び火した医薬分業へのバッシングがある。未だ右肩上がりで成長を続ける分業に対して、費用対効果を疑問視する声はマスコミからではなく、身内である医療業界が発端だ。このままでは、調剤薬局への打撃は避けられそうにない。こうした状況を踏まえ、薬局を所管する厚生労働省医薬食品局総務課は救済策を練り始めている。  分業バッシングのなかにあっても、善良な薬局は存在する。「いい薬局まで、経営を圧迫していいのか」といった問題意識が医薬食品局総務課にはあるようだ。しかし、この〝美しい思い入れ〟も、そう簡単には成就しそうにない。それほど薬局への風当たりは強い。  昨年4月、日本医師会の会長に就任した横倉義武氏は「医薬分業で医療費がどれ...  14年度調剤報酬改定に関してはすでに厳しいマイナス改定になるとの予想が公然と囁かれている。背景には、今年に入って一般マスコミにまで飛び火した医薬分業へのバッシングがある。未だ右肩上がりで成長を続ける分業に対して、費用対効果を疑問視する声はマスコミからではなく、身内である医療業界が発端だ。このままでは、調剤薬局への打撃は避けられそうにない。こうした状況を踏まえ、薬局を所管する厚生労働省医薬食品局総務課は救済策を練り始めている。  分業バッシングのなかにあっても、善良な薬局は存在する。「いい薬局まで、経営を圧迫していいのか」といった問題意識が医薬食品局総務課にはあるようだ。しかし、この〝美しい思い入れ〟も、そう簡単には成就しそうにない。それほど薬局への風当たりは強い。  昨年4月、日本医師会の会長に就任した横倉義武氏は「医薬分業で医療費がどれだけ

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