医薬経済オンライン

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安倍政権の「優しい」医療改革

負担増できねば尻拭いは長期収載品

2013年8月15日号

社会保障制度改革国民会議(中心が清家会長) 「新自由主義的な発想から脱却したことは、特筆すべき点だ」  日本医師会の横倉義武会長は8月7日の定例会見で、社会保障制度改革国民会議が5日にまとめた報告書をこう総括した。「混合診療の解禁」や社会保障費自然増を毎年2200億円ペースで抑制する方針をぶち上げた小泉純一郎政権時代から、政府内に燻ぶり続ける新自由主義思想は、報告書に反映されなかったとの見方だ。  確かに、安倍晋三政権は当初から、ドラスティックな社会保障改革と距離を置く姿勢を見せていた。5月16日の経済財政諮問会議では、安倍首相が社会保障の効率化について「小泉時代の反省を踏まえて国民と思いを共有していきたい」と発言。機械的な自然増削減は行わない意向を示した。それでも医療関係者は、7月の参院選後に安倍首相が「スタンスを変え、厳しい給付抑制を求めてくる... 社会保障制度改革国民会議(中心が清家会長) 「新自由主義的な発想から脱却したことは、特筆すべき点だ」  日本医師会の横倉義武会長は8月7日の定例会見で、社会保障制度改革国民会議が5日にまとめた報告書をこう総括した。「混合診療の解禁」や社会保障費自然増を毎年2200億円ペースで抑制する方針をぶち上げた小泉純一郎政権時代から、政府内に燻ぶり続ける新自由主義思想は、報告書に反映されなかったとの見方だ。  確かに、安倍晋三政権は当初から、ドラスティックな社会保障改革と距離を置く姿勢を見せていた。5月16日の経済財政諮問会議では、安倍首相が社会保障の効率化について「小泉時代の反省を踏まえて国民と思いを共有していきたい」と発言。機械的な自然増削減は行わない意向を示した。それでも医療関係者は、7月の参院選後に安倍首相が「スタンスを変え、厳しい給付抑制を求めてくるので

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