「7対1」本気モードで篩落とし
受け皿の「亜急性期」巡る医療界の正念場
2013年8月15日号
わが国の医療は「病院完結型」から「地域完結型」へ変わらざるを得ない。なのに変わっていない。病床区分を法定化し、新しいカタチに見合う診療報酬体系へと、速やかに真摯に見直さなきゃ──。
社会保障制度改革国民会議が8月6日、報告書のなかで〝喝〟を入れると、それに呼応するかのように翌日、診療報酬改定を捌く中央社会保険医療協議会が動いた。正確にはその下部組織の「入院医療等の調査・評価分科会」が、14年4月の次期診療報酬改定で入院医療のどこをどう見直すのか、方向性を中間的にとりまとめた。
ポイントは1点。急性期病床の代名詞ともなっている「7対1入院基本料病床」について、要件をどれだけ厳格化して、どれだけ篩落とすか、だ。
7対1入院基本料は、入院基本料のなかで最も点数が高く(1566点/日)、要件も最も厳しい。創設当時(06年)の要件は、①看護配置が7対1であること...
わが国の医療は「病院完結型」から「地域完結型」へ変わらざるを得ない。なのに変わっていない。病床区分を法定化し、新しいカタチに見合う診療報酬体系へと、速やかに真摯に見直さなきゃ──。
社会保障制度改革国民会議が8月6日、報告書のなかで〝喝〟を入れると、それに呼応するかのように翌日、診療報酬改定を捌く中央社会保険医療協議会が動いた。正確にはその下部組織の「入院医療等の調査・評価分科会」が、14年4月の次期診療報酬改定で入院医療のどこをどう見直すのか、方向性を中間的にとりまとめた。
ポイントは1点。急性期病床の代名詞ともなっている「7対1入院基本料病床」について、要件をどれだけ厳格化して、どれだけ篩落とすか、だ。
7対1入院基本料は、入院基本料のなかで最も点数が高く(1566点/日)、要件も最も厳しい。創設当時(06年)の要件は、①看護配置が7対1であること(2
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