医薬経済オンライン

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正念場を迎えた「SCM」構築

需要創造型小売支援で本領発揮する卸

第34回

2013年8月15日号

 製・配・販連携協議会は、時間が経つにつれ形骸化しつつある。  次世代EDI(企業間データ交換)と言われる流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)にしても、取りまとめ役の流通システム開発センターの働き掛けで、GMS(総合スーパー)やSM(食品スーパー)に広まってきたが、SCM(サプライチェーンマネジメント)構築の決め手になるかといえば甚だ心許ない。  なぜか。「取り引き」から「取り組み」へと言われながらも、製・配・販3層の結びつきが特定の流通グループに偏っているためだ。  メーカーにすれば店頭シェアを高めるために、NB商品の値入率を取引先の要望に従わざるを得ない。しかもPB商品やチャネル専用のオリジナル商品の開発にも協力して、限られた棚割りのなかに、1品目でも多く差し込もうとする。  一方、小売業にすれば、新製品や売れ筋商品を数多く売場に並べ...  製・配・販連携協議会は、時間が経つにつれ形骸化しつつある。  次世代EDI(企業間データ交換)と言われる流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)にしても、取りまとめ役の流通システム開発センターの働き掛けで、GMS(総合スーパー)やSM(食品スーパー)に広まってきたが、SCM(サプライチェーンマネジメント)構築の決め手になるかといえば甚だ心許ない。  なぜか。「取り引き」から「取り組み」へと言われながらも、製・配・販3層の結びつきが特定の流通グループに偏っているためだ。  メーカーにすれば店頭シェアを高めるために、NB商品の値入率を取引先の要望に従わざるを得ない。しかもPB商品やチャネル専用のオリジナル商品の開発にも協力して、限られた棚割りのなかに、1品目でも多く差し込もうとする。  一方、小売業にすれば、新製品や売れ筋商品を数多く売場に並べて

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