香川大病院に巨額賠償請求するAIU
米国並みに「医療ミス」言い立て
2013年8月15日号
「救急医療が崩壊する」という声が各地の医師の間からあがっている。交通事故で救急搬送された女性患者の後遺障害を巡り、外資系損保会社、AIU保険が「医療ミスがあった」と香川大学医学部附属病院を訴えた事件だ。
交通事故が起こったのは10年前の03年。高速道路を走行中の乗用車が、中央分離帯にぶつかりそうになって左に急ハンドルを切ったところガードレールに激突。そこにトラックが追突した事故だ。大破した乗用車に同乗していた20歳(当時)の女性が重傷を負い、香川大病院に救急搬送され治療を受けた。女性は一命を取りとめたが、脊椎損傷で重度の四肢麻痺になり、後遺障害一級と認定され、運転者に対して損害賠償請求訴訟を起こした。その裁判は11年に高松高裁で2億6000万円の賠償金が認められ、車が保険加入していたAIUが医療費などを含めて3億5000万円を支払った。
ここまではよ...
「救急医療が崩壊する」という声が各地の医師の間からあがっている。交通事故で救急搬送された女性患者の後遺障害を巡り、外資系損保会社、AIU保険が「医療ミスがあった」と香川大学医学部附属病院を訴えた事件だ。
交通事故が起こったのは10年前の03年。高速道路を走行中の乗用車が、中央分離帯にぶつかりそうになって左に急ハンドルを切ったところガードレールに激突。そこにトラックが追突した事故だ。大破した乗用車に同乗していた20歳(当時)の女性が重傷を負い、香川大病院に救急搬送され治療を受けた。女性は一命を取りとめたが、脊椎損傷で重度の四肢麻痺になり、後遺障害一級と認定され、運転者に対して損害賠償請求訴訟を起こした。その裁判は11年に高松高裁で2億6000万円の賠償金が認められ、車が保険加入していたAIUが医療費などを含めて3億5000万円を支払った。
ここまではよく
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