放言de万事開帳
脳死ドナーを増やさなければならない
沙鷗一歩
2013年8月15日号
なぜ、日本では脳死移植が進まないのだろうか。
3年前の10年7月に改正臓器移植法が施行され、それまで年間平均わずかに7人しか現れなかった脳死ドナー(脳死下での臓器提供者)が翌11年に44人、翌々12年には45人と6倍以上に跳ね上がり、今後さらに増えていくだろうと期待された。
ところが移植臓器を必要とする患者(レシピエント)は多く、日本臓器移植ネットワークに登録して心臓や肝臓、肺、腎臓の提供を待つ患者は現在、計1万3000人を超える。この患者数と脳死ドナー数を見れば、日本のドナー不足は明らかだし、年間数千人もの脳死ドナーが現れる移植先進国の欧米と比べてもその差は歴然としている。
日本には移植医療が馴染まないのか。それとも日本人にはその臓器がなければ命が助からない人を自らの臓器を提供することで助けようとする優しさがないのだろうか。そんなふうに思ったりもし...
なぜ、日本では脳死移植が進まないのだろうか。
3年前の10年7月に改正臓器移植法が施行され、それまで年間平均わずかに7人しか現れなかった脳死ドナー(脳死下での臓器提供者)が翌11年に44人、翌々12年には45人と6倍以上に跳ね上がり、今後さらに増えていくだろうと期待された。
ところが移植臓器を必要とする患者(レシピエント)は多く、日本臓器移植ネットワークに登録して心臓や肝臓、肺、腎臓の提供を待つ患者は現在、計1万3000人を超える。この患者数と脳死ドナー数を見れば、日本のドナー不足は明らかだし、年間数千人もの脳死ドナーが現れる移植先進国の欧米と比べてもその差は歴然としている。
日本には移植医療が馴染まないのか。それとも日本人にはその臓器がなければ命が助からない人を自らの臓器を提供することで助けようとする優しさがないのだろうか。そんなふうに思ったりもした
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