医薬経済オンライン

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「2強体制」に移った抗VEGF薬市場

ルセンティスとアイリーア、主導権争いの行方は

2013年8月1日号

 国内眼科薬市場は2500億円規模に達し、なかでも網膜疾患領域(250億円)が堅調な成長を下支えしている。この網膜疾患領域は08年度から11年度の4年間で5倍に拡大し、なお成長中で、眼内の病的な血管新生に関わる血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を阻害する抗VEGF薬で主に構成している。 ファイザーの「マクジェン」、ノバルティスファーマ/日本アルコンの「ルセンティス」、バイエル薬品/参天製薬の「アイリーア」がそれに当たり、視力低下、失明に至る加齢黄斑変性症(AMD)をターゲットにしている。「抗VEGF薬市場」に絞ると、ルセンティスとアイリーアがそれぞれの訴求ポイントを強調しながら覇を競い合い、ざっくりと言えば市場を二分している状況だ。マクジェンのシェアは、数%にとどまるようだ。 なによりも、ルセンティスの発売が09年3月で、アイリーアの発売が12年11月と日が...  国内眼科薬市場は2500億円規模に達し、なかでも網膜疾患領域(250億円)が堅調な成長を下支えしている。この網膜疾患領域は08年度から11年度の4年間で5倍に拡大し、なお成長中で、眼内の病的な血管新生に関わる血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を阻害する抗VEGF薬で主に構成している。 ファイザーの「マクジェン」、ノバルティスファーマ/日本アルコンの「ルセンティス」、バイエル薬品/参天製薬の「アイリーア」がそれに当たり、視力低下、失明に至る加齢黄斑変性症(AMD)をターゲットにしている。「抗VEGF薬市場」に絞ると、ルセンティスとアイリーアがそれぞれの訴求ポイントを強調しながら覇を競い合い、ざっくりと言えば市場を二分している状況だ。マクジェンのシェアは、数%にとどまるようだ。 なによりも、ルセンティスの発売が09年3月で、アイリーアの発売が12年11月と日が浅

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