東芝のヘルスケアへの見えない「本気度」
医療子会社は診療支援や医療連携に活路
2013年8月1日号
川崎市の東芝研究開発センター(旧中央研究所)内に併設される「東芝科学館」には、同社がこれまでに製造した冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ワープロなどの国産第1号、または世界初の電化製品が一般公開されている。白物家電を柱としつつも、重電やエネルギー分野へと事業領域を広げていった東芝の歴史が、貴重な展示物を通じて理解できる仕組みになっている。 その3階の医用コーナーと名づけられた一角には、マルチスライスCТやМRI、DNAチップといった東芝グループが手掛ける自慢の医療デバイス群が並べられている。ほかのコーナーに比べて見学者の関心が今ひとつなのは製品の特性上、無理もないところだが、経営への貢献度という面からすればもう少し館内の〝センター〟に置かれていいかもしれない。この中途半端さはヘルスケア分野に対する東芝という会社の姿勢を、どこか象徴しているかのようで...
川崎市の東芝研究開発センター(旧中央研究所)内に併設される「東芝科学館」には、同社がこれまでに製造した冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ワープロなどの国産第1号、または世界初の電化製品が一般公開されている。白物家電を柱としつつも、重電やエネルギー分野へと事業領域を広げていった東芝の歴史が、貴重な展示物を通じて理解できる仕組みになっている。 その3階の医用コーナーと名づけられた一角には、マルチスライスCТやМRI、DNAチップといった東芝グループが手掛ける自慢の医療デバイス群が並べられている。ほかのコーナーに比べて見学者の関心が今ひとつなのは製品の特性上、無理もないところだが、経営への貢献度という面からすればもう少し館内の〝センター〟に置かれていいかもしれない。この中途半端さはヘルスケア分野に対する東芝という会社の姿勢を、どこか象徴しているかのようであ
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