NPO 法人マラリア・ノーモア・ジャパン

Patient Relations

2013年8月1日号

 秋から1ドルプロジェクト水野達男専務理事　「マラリアのない世界」をめざして、「マラリア・ノーモア・ジャパン」がＮＰＯ法人として今年2月、始動した。毎年2億2000万人がマラリアに罹患し、約66万人が命を落としている。そのほとんどが、貧困に喘ぐ5歳未満の子供たち。水野達男専務理事は、「最終目標は、マラリア根絶だが、相当先の話になる。まず日本のようにマラリアに罹る人の数を圧倒的に減らしたい。そして、死亡者数を減らしたい。現在の技術を駆使して、死ぬ人を減らすのは可能だ」と力説する。その水野氏、出身の住友化学では、アフリカでの予防蚊帳の販売事業を6年間率いてきた実績を持つ。マラリア根絶に向けた活動などを聞いた。　——日本支部が設立された理由を教えて下さい。　水野　大きく2つある。本部は、ニューヨークとワシントンにある。マラリアに対する世界レベルの医療政...  秋から1ドルプロジェクト水野達男専務理事　「マラリアのない世界」をめざして、「マラリア・ノーモア・ジャパン」がＮＰＯ法人として今年2月、始動した。毎年2億2000万人がマラリアに罹患し、約66万人が命を落としている。そのほとんどが、貧困に喘ぐ5歳未満の子供たち。水野達男専務理事は、「最終目標は、マラリア根絶だが、相当先の話になる。まず日本のようにマラリアに罹る人の数を圧倒的に減らしたい。そして、死亡者数を減らしたい。現在の技術を駆使して、死ぬ人を減らすのは可能だ」と力説する。その水野氏、出身の住友化学では、アフリカでの予防蚊帳の販売事業を6年間率いてきた実績を持つ。マラリア根絶に向けた活動などを聞いた。　——日本支部が設立された理由を教えて下さい。　水野　大きく2つある。本部は、ニューヨークとワシントンにある。マラリアに対する世界レベルの医療政策に

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