医薬経済オンライン

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スイッチOTC薬が止まった日

エパデール審議で見えた医師会とは別の本当の敵

2013年7月15日号

 スイッチOTC薬の促進を阻む最大の原因は「日本医師会の反対」とされる。生活習慣病薬を筆頭に、医療用医薬品をOTC薬に転換した瞬間、患者は病院・診療所から薬局・ドラッグストアに移り、激減する。医師や日医は本気でそう思っている。さらに一度スイッチしたOTC薬を再び医療用に戻すといった「スイッチバック」すら日医は俎上にあげる。医師の〝スイッチアレルギー〟は重症だ。  そのなかで、日医が最大の標的にしているのが高脂血症剤「エパデール」スイッチ。初の大型生活習慣病薬ということもあって、日医からのバッシングは発売後の今なお激しい。だが、エパデールは、スイッチ化議論のある段階で、日医の「了解」を得ていた。つまり、「スイッチを阻んでいるのは日医」という図式は、エパデールでは成り立っていなかったのだ。最後まで反対していた黒幕はほかにいる。日医とは別の組...  スイッチOTC薬の促進を阻む最大の原因は「日本医師会の反対」とされる。生活習慣病薬を筆頭に、医療用医薬品をOTC薬に転換した瞬間、患者は病院・診療所から薬局・ドラッグストアに移り、激減する。医師や日医は本気でそう思っている。さらに一度スイッチしたOTC薬を再び医療用に戻すといった「スイッチバック」すら日医は俎上にあげる。医師の〝スイッチアレルギー〟は重症だ。  そのなかで、日医が最大の標的にしているのが高脂血症剤「エパデール」スイッチ。初の大型生活習慣病薬ということもあって、日医からのバッシングは発売後の今なお激しい。だが、エパデールは、スイッチ化議論のある段階で、日医の「了解」を得ていた。つまり、「スイッチを阻んでいるのは日医」という図式は、エパデールでは成り立っていなかったのだ。最後まで反対していた黒幕はほかにいる。日医とは別の組織だ

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