医薬経済オンライン

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低薬価に算定された「G—CSF」シミラー

15年以降の増加を見越した厚労省

2013年7月15日号

 厚生労働省は5月31日付で顆粒球コロニー刺激因子(G—CSF)製剤のバイオ後続品(BS製剤)「フィルグラスチム」を薬価基準に収載した。収載された規格と薬価は、 ▼フィルグラスチムBS注75㎍=6882円(先発品1万55円:対先発品比率68.4%)▼同注150㎍=1万871円 (同2万48円:同54.2%)▼同注300㎍=1万7179円(同2万4926円:同68.9%)  となった。  先発品は協和発酵キリンの「グラン」で、12年度売上高は135億円だった。また、今回のBS製剤の対照品とはならなかったが、同じくG—CSF製剤である「ノイトロジン」(中外製薬)の売上高は88億円、「ノイアップ」(ヤクルト本社)の売上高は9億円だった。つまり、232億円のG—CSF製剤の市場にBS製剤が登場したことになる。  発売するのは、富士製薬工業と持田製薬のグループと、日本化薬とテバ製薬のグループ。富...  厚生労働省は5月31日付で顆粒球コロニー刺激因子(G—CSF)製剤のバイオ後続品(BS製剤)「フィルグラスチム」を薬価基準に収載した。収載された規格と薬価は、 ▼フィルグラスチムBS注75㎍=6882円(先発品1万55円:対先発品比率68.4%)▼同注150㎍=1万871円 (同2万48円:同54.2%)▼同注300㎍=1万7179円(同2万4926円:同68.9%)  となった。  先発品は協和発酵キリンの「グラン」で、12年度売上高は135億円だった。また、今回のBS製剤の対照品とはならなかったが、同じくG—CSF製剤である「ノイトロジン」(中外製薬)の売上高は88億円、「ノイアップ」(ヤクルト本社)の売上高は9億円だった。つまり、232億円のG—CSF製剤の市場にBS製剤が登場したことになる。  発売するのは、富士製薬工業と持田製薬のグループと、日本化薬とテバ製薬のグループ。富士製

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