医薬経済オンライン

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「機能強化型ST」で巻き直せるか

訪問看護、同時改定後も残るジリ貧のスパイラル

2013年7月15日号

 12年の診療報酬・介護報酬同時改定で、総じて“高打率”を誇ったのが訪問看護の領域だった。「主たる要望は通った。十分ではないにせよ、評価はできる」(齋藤訓子・日本看護協会常任理事)と言う通り、算定を阻んでいた数々の制限が緩和され、医療ニーズの高い患者に対し、必要に応じて訪問看護に入れるように改められた。  現場の訪問看護ステーション(ST)からも、「これまで退院日や試験外泊の際、様子を見に訪問しても全部持ち出しだった。ちゃんと請求できるようになってよかった」「最近ではあれこれ管をつけ、医療ケアが必要な状態で退院させられる患者が増えた。退院直後はその後の療養生活を左右する決定的な時期。退院後2週間の訪問に医療保険から給付が認められ、びっちり集中的に入れるようになった」などと歓迎の声があがる。  一方で、恩恵に預かれなかったステーションもあった。...  12年の診療報酬・介護報酬同時改定で、総じて“高打率”を誇ったのが訪問看護の領域だった。「主たる要望は通った。十分ではないにせよ、評価はできる」(齋藤訓子・日本看護協会常任理事)と言う通り、算定を阻んでいた数々の制限が緩和され、医療ニーズの高い患者に対し、必要に応じて訪問看護に入れるように改められた。  現場の訪問看護ステーション(ST)からも、「これまで退院日や試験外泊の際、様子を見に訪問しても全部持ち出しだった。ちゃんと請求できるようになってよかった」「最近ではあれこれ管をつけ、医療ケアが必要な状態で退院させられる患者が増えた。退院直後はその後の療養生活を左右する決定的な時期。退院後2週間の訪問に医療保険から給付が認められ、びっちり集中的に入れるようになった」などと歓迎の声があがる。  一方で、恩恵に預かれなかったステーションもあった。職員

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