生化学工業　糖質科学領域に特化した異色企業

製薬企業・その現状と展望

—販売委託で開発・製造に資源集中—

2013年7月15日号

　創業以来、糖質科学の重要性に着目し、独創的医薬品開発に取り組む研究開発型の企業である。世界中の糖質科学者とのネットワーク構築により、ニッチ領域ではあるが高い専門性で評価されている。また、営業部門をもたず製品販売は当該領域で強みをもつ会社と提携し、経営資源を研究開発・製造に集中している文字通りの研究開発型の企業である。こうした2つの特徴をもつビジネスモデルは製薬業界でも異色だ。　47年の創業から50年には世界で初めてコンドロイチン硫酸の工業生産技術を確立、この技術を活かして81年には世界で初めてエンドトキシン比色定量用試薬の製造販売を開始し、高純度ヒアルロン酸の製造にも成功して化粧品原料として販売開始した。そして、現在の事業内容が確立したのが87年だ。この高純度ヒアルロン酸を主成分とする関節機能改善剤アルツを世界に先駆けて発売し、また国産初のヒ... 　創業以来、糖質科学の重要性に着目し、独創的医薬品開発に取り組む研究開発型の企業である。世界中の糖質科学者とのネットワーク構築により、ニッチ領域ではあるが高い専門性で評価されている。また、営業部門をもたず製品販売は当該領域で強みをもつ会社と提携し、経営資源を研究開発・製造に集中している文字通りの研究開発型の企業である。こうした2つの特徴をもつビジネスモデルは製薬業界でも異色だ。　47年の創業から50年には世界で初めてコンドロイチン硫酸の工業生産技術を確立、この技術を活かして81年には世界で初めてエンドトキシン比色定量用試薬の製造販売を開始し、高純度ヒアルロン酸の製造にも成功して化粧品原料として販売開始した。そして、現在の事業内容が確立したのが87年だ。この高純度ヒアルロン酸を主成分とする関節機能改善剤アルツを世界に先駆けて発売し、また国産初のヒア

有料会員限定

会員登録（有料）
この記事をお読みいただくためには、会員登録（有料）が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
１ユーザーごとの登録をお願い致します。（1ユーザー１アカウントです）

googleAdScence

医薬経済オンライン

HOTワード一覧

googleAdScence