時流遡航
電脳社会回想録〜その光と翳
第7回
ジャーナリスト 本田成親
2013年7月15日号
再びIT問題に話を戻す。
コンピュータ教育やソフトウエア開発面での日本の立ち遅れについて述べてきたが、IT社会の根幹となるコンピュータ言語やプログラミング技術、中核ソフトウエアの重要性などを早くから認識し、その見識をビジネス展開に活用した先駆者が国内に皆無だったわけではない。過去に直接に出会い交流をもったそんな人物らの優れた業績や示唆に満ちた足跡を、私は2例ほど紹介することができる。
まだ20歳代の若者だった荒川亨、鎌田富久さんの2人に出会ったのは80年代半ばのことだ。その数年前からコンピュータ・プログラミングの世界に没頭していた荒川さんは、在籍中の東京電機大学を84年に中退し、有限会社アクセスを立ち上げた。そして、当時東大理学部の大学院生で、生涯の盟友となるIT技術研究者の鎌田さんと運命的に廻り会った。
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再びIT問題に話を戻す。
コンピュータ教育やソフトウエア開発面での日本の立ち遅れについて述べてきたが、IT社会の根幹となるコンピュータ言語やプログラミング技術、中核ソフトウエアの重要性などを早くから認識し、その見識をビジネス展開に活用した先駆者が国内に皆無だったわけではない。過去に直接に出会い交流をもったそんな人物らの優れた業績や示唆に満ちた足跡を、私は2例ほど紹介することができる。
まだ20歳代の若者だった荒川亨、鎌田富久さんの2人に出会ったのは80年代半ばのことだ。その数年前からコンピュータ・プログラミングの世界に没頭していた荒川さんは、在籍中の東京電機大学を84年に中退し、有限会社アクセスを立ち上げた。そして、当時東大理学部の大学院生で、生涯の盟友となるIT技術研究者の鎌田さんと運命的に廻り会った。
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