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積極導入戦略で事業拡大に挑むヤクルト

第7回

2013年7月1日号

 ヤクルト本社は社名の通り、乳酸飲料「ヤクルト」の製造販売を行っている。このことを知らない日本人はまずいないだろう。一方で、抗がん剤の開発・販売でも実績ある会社でもある。 13年3月期の同社の業績は、売上高3191億円(前年同期比2.1%増)、営業利益230億円(同10.8%増)だった。医薬品製造販売事業部門の売上高は370億円。この金額は全体の11.9%に当たるが、営業利益で89億円を稼いでおり、この利益は同社営業利益全体の38.7%を占めている。医薬品製造販売事業部門が利益を牽引し、同社にとって効率のよい部門となっていることがわかる。 同社の医薬品事業は、1961年(昭和36年)に食品用、医薬品原料用酵素を中心とした製品を製造・販売したことに始まる。その後、67年には医療用医薬品の販売を開始した。 現在では、一般用医薬品、医薬部外品、医療機器、試薬などにその分野を拡大し...  ヤクルト本社は社名の通り、乳酸飲料「ヤクルト」の製造販売を行っている。このことを知らない日本人はまずいないだろう。一方で、抗がん剤の開発・販売でも実績ある会社でもある。 13年3月期の同社の業績は、売上高3191億円(前年同期比2.1%増)、営業利益230億円(同10.8%増)だった。医薬品製造販売事業部門の売上高は370億円。この金額は全体の11.9%に当たるが、営業利益で89億円を稼いでおり、この利益は同社営業利益全体の38.7%を占めている。医薬品製造販売事業部門が利益を牽引し、同社にとって効率のよい部門となっていることがわかる。 同社の医薬品事業は、1961年(昭和36年)に食品用、医薬品原料用酵素を中心とした製品を製造・販売したことに始まる。その後、67年には医療用医薬品の販売を開始した。 現在では、一般用医薬品、医薬部外品、医療機器、試薬などにその分野を拡大して

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