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製薬企業・その現状と展望

東和薬品 本格的ジェネリック時代へ体制整備中

—営業利益足踏みは中期計画の範囲内—

2013年7月1日号

 12年度は増収・営業減益だった。ジェネリック企業の多くが増収・営業増益と好調だったなかで営業減益だったのは、中長期の視点で経営戦略を進めている結果だ。売上高は552億4100万円で13.4%の大幅増収、営業利益は77億2300万円で▲15.2%だった。ただ、経常利益は営業外でスワップ評価益が発生したため95億4400万円と▲3%にとどまり、純利益は法人税などの実効税率が11年度の41%から33.4%に低下したため、62億100万円と8.1%の増益となった。 2ケタ増収は薬局調剤基本料でジェネリック調剤体制加算の見直しが実施され、ジェネリックの調剤割合の拡大を図る保険薬局が増加したためだ。加えて11年度からの中期3ヵ年計画で推進中の「東和式直販体制の確立」に向けた体制整備が進んだことも寄与した。代理店の営業所化・営業所の新設によって営業所数は11年度末の44から12年度末には55となり中期計画の...  12年度は増収・営業減益だった。ジェネリック企業の多くが増収・営業増益と好調だったなかで営業減益だったのは、中長期の視点で経営戦略を進めている結果だ。売上高は552億4100万円で13.4%の大幅増収、営業利益は77億2300万円で▲15.2%だった。ただ、経常利益は営業外でスワップ評価益が発生したため95億4400万円と▲3%にとどまり、純利益は法人税などの実効税率が11年度の41%から33.4%に低下したため、62億100万円と8.1%の増益となった。 2ケタ増収は薬局調剤基本料でジェネリック調剤体制加算の見直しが実施され、ジェネリックの調剤割合の拡大を図る保険薬局が増加したためだ。加えて11年度からの中期3ヵ年計画で推進中の「東和式直販体制の確立」に向けた体制整備が進んだことも寄与した。代理店の営業所化・営業所の新設によって営業所数は11年度末の44から12年度末には55となり中期計画の目

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