医薬経済オンライン

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From Local to Global 私と公衆衛生

チーム医療の明日

第57回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2013年7月1日号

 今春、前職場(国際医療福祉大学)で編集に関わった教科書が南江堂から刊行された。「医療福祉をつなぐ関連職種連携」。「講義と実習にもとづく学習のすべて」という副題が付いている。宣伝帯には「急性期から回復期—維持期にかけてのさまざまな職種間連携、病院間連携、医療—福祉連携を、豊富な事例とともに学べる、チーム医療・関連職種連携を一から学ぶ学生必携のテキスト」とある。 医療福祉分野では、医療、看護、介護、リハビリテーションなど多様なニーズに応えられる高い専門性と、それぞれの知識や技術を共有するチーム医療の理念が求められてきた。背景には、医療と福祉分野が独自にその専門性を主導し、協働の理念が欠如していたことにある。だが、現場では疾患の多様化と医療の複雑化に伴い、個々の職種が専門的な知識と技術の習得はもちろん、これらを互いに共有し、活用する必要が生じ...  今春、前職場(国際医療福祉大学)で編集に関わった教科書が南江堂から刊行された。「医療福祉をつなぐ関連職種連携」。「講義と実習にもとづく学習のすべて」という副題が付いている。宣伝帯には「急性期から回復期—維持期にかけてのさまざまな職種間連携、病院間連携、医療—福祉連携を、豊富な事例とともに学べる、チーム医療・関連職種連携を一から学ぶ学生必携のテキスト」とある。 医療福祉分野では、医療、看護、介護、リハビリテーションなど多様なニーズに応えられる高い専門性と、それぞれの知識や技術を共有するチーム医療の理念が求められてきた。背景には、医療と福祉分野が独自にその専門性を主導し、協働の理念が欠如していたことにある。だが、現場では疾患の多様化と医療の複雑化に伴い、個々の職種が専門的な知識と技術の習得はもちろん、これらを互いに共有し、活用する必要が生じて

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