医薬経済オンライン

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再び「ジャパン・アズ・ナンバーワン」をめざすなら

株主還元に偏らない、新しい日本的モデルを

2013年6月15日号

高配当はいつまで維持できるか 大型連休明けの5月9日、国内最大手の武田薬品が「13年を起点とした中期成長戦略の策定」を公表した。このなかで、予てからいつまで続くか関心をもってみられていた180円配当を、さらに3年間維持継続すると約束した。  これまで同社の成長を支えてきた国際戦略4品目にとって代わる開発パイプラインが、確実に見えてきたという証だろうか。そうであるなら外野席が心配することではない。  企業は株主のものであるということについても、異論はない。だが、従業員とその家族、医療関係者や患者など、多くのステークホルダーがいることを忘れてはならない。ナイコメッドなどの買収・統合により3万人以上に膨れ上がった従業員を、安易に首切ることなく支えていけるという自信はあるのか。ますます高騰する研究開発費を賄い、公的な医療保障制度の下で、効率よく新薬を提供で... 高配当はいつまで維持できるか 大型連休明けの5月9日、国内最大手の武田薬品が「13年を起点とした中期成長戦略の策定」を公表した。このなかで、予てからいつまで続くか関心をもってみられていた180円配当を、さらに3年間維持継続すると約束した。  これまで同社の成長を支えてきた国際戦略4品目にとって代わる開発パイプラインが、確実に見えてきたという証だろうか。そうであるなら外野席が心配することではない。  企業は株主のものであるということについても、異論はない。だが、従業員とその家族、医療関係者や患者など、多くのステークホルダーがいることを忘れてはならない。ナイコメッドなどの買収・統合により3万人以上に膨れ上がった従業員を、安易に首切ることなく支えていけるという自信はあるのか。ますます高騰する研究開発費を賄い、公的な医療保障制度の下で、効率よく新薬を提供でき

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