医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

正念場を迎えた「SCM」構築

ネット販売解禁で次世代EDIが不可欠に

第31回

2013年6月15日号

駅クオール薬局大阪店 厚生労働省の影響力が低下したのを受けて、官邸がアベノミクスの第3弾を発表。健康食品の機能性表示を認め、OTC薬のネット販売を解禁する方針を打ち出した。 厚労省がアベノミクスに振り回されるのは目に見えている。特定保健用食品の表示問題で消費者庁の所管となった健康食品は、厚労省が新たな品質管理の基準を設け、認証団体を認可する協議会を立ち上げて発言力を高めようとしていた。その矢先に健康食品の機能性表示が容認されれば、日米構造協議の後に実施された医薬品と食品の分類を再度見直し、新たな品質基準のガイドラインも有名無実化するに違いない。 OTC薬のネット販売はもっと悲惨だ。最高裁判決を受けて、厚労省は検討会を立ち上げたが、5月末にまとめられた報告書は、推進派と慎重派の主張を併記する形で幕を閉じざるを得なかった。その後、全面解禁に近... 駅クオール薬局大阪店 厚生労働省の影響力が低下したのを受けて、官邸がアベノミクスの第3弾を発表。健康食品の機能性表示を認め、OTC薬のネット販売を解禁する方針を打ち出した。 厚労省がアベノミクスに振り回されるのは目に見えている。特定保健用食品の表示問題で消費者庁の所管となった健康食品は、厚労省が新たな品質管理の基準を設け、認証団体を認可する協議会を立ち上げて発言力を高めようとしていた。その矢先に健康食品の機能性表示が容認されれば、日米構造協議の後に実施された医薬品と食品の分類を再度見直し、新たな品質基準のガイドラインも有名無実化するに違いない。 OTC薬のネット販売はもっと悲惨だ。最高裁判決を受けて、厚労省は検討会を立ち上げたが、5月末にまとめられた報告書は、推進派と慎重派の主張を併記する形で幕を閉じざるを得なかった。その後、全面解禁に近い方

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