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海外時報

再び対立モードに入る政権と業界

高薬価は適正な価値か、あこぎな暴利か

2013年6月15日号

 ニューヨークタイムズがこれから数ヵ月に渡り、医療価格の検証に入るとの宣戦布告を行った。  エリザベス・ローゼンタールは手始めに6月1日、消化器専門医によって大腸内視鏡検査の料金が、「患者を傷つけるまで」吊り上げられていく実態にメスを入れた。アメリカの高医療費体質は至るところで見い出される、と。  2月には、ニューズウィーク誌のスティーブン・ブリルが「なぜ医療費請求書が我われを殺すのか」で、敬虔なはずの非営利病院が“不道徳”な医療費請求を行う様を詳細に伝えて話題を集めた。高医療費批判のキャンペーンは、この4年、対GDP比で18%を前に立ち止まる医療費の希有な“低成長率”のなかで進められる。  年8%が4%に半減した状況が、本当に持続するのか──。法制化から3年余、半年後に本格実施を控えてなお迷走するオバマ大統領の医療改革とともに、...  ニューヨークタイムズがこれから数ヵ月に渡り、医療価格の検証に入るとの宣戦布告を行った。  エリザベス・ローゼンタールは手始めに6月1日、消化器専門医によって大腸内視鏡検査の料金が、「患者を傷つけるまで」吊り上げられていく実態にメスを入れた。アメリカの高医療費体質は至るところで見い出される、と。  2月には、ニューズウィーク誌のスティーブン・ブリルが「なぜ医療費請求書が我われを殺すのか」で、敬虔なはずの非営利病院が“不道徳”な医療費請求を行う様を詳細に伝えて話題を集めた。高医療費批判のキャンペーンは、この4年、対GDP比で18%を前に立ち止まる医療費の希有な“低成長率”のなかで進められる。  年8%が4%に半減した状況が、本当に持続するのか──。法制化から3年余、半年後に本格実施を控えてなお迷走するオバマ大統領の医療改革とともに、薬

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