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ワクチン悲喜こもごも

副反応騒動でわかる広告規制の弊害

その7 副反応騒動でわかる広告規制の弊害

健康政策評論家 堀米叡一

2013年6月15日号

 既視感に襲われている関係者も多いはずだ。4月に定期接種化されたばかりのHPVワクチンが任意接種(国費補助付)だった時代に、その接種によって健康被害を受けたと主張する人々が、『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』なるものを立ち上げ、それを紹介する報道が相次いでいる。例えば、朝日新聞デジタルでは、『子宮頸がんワクチン、副作用で重篤106件』『子宮頸がんワクチン「一時中止を」 被害者らが訴え』などという見出しで連日報じていた。  原因が本当にワクチンなのかはさておき、健康を深刻に害している人がいること自体は事実のようだし、会に参加している人の多くはとくに思想的背景をもたない一般市民のように見える(一部の政治家は関与している)。  会の参加者が、厚生労働省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」で委員を威嚇するような不規則発言をし...  既視感に襲われている関係者も多いはずだ。4月に定期接種化されたばかりのHPVワクチンが任意接種(国費補助付)だった時代に、その接種によって健康被害を受けたと主張する人々が、『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』なるものを立ち上げ、それを紹介する報道が相次いでいる。例えば、朝日新聞デジタルでは、『子宮頸がんワクチン、副作用で重篤106件』『子宮頸がんワクチン「一時中止を」 被害者らが訴え』などという見出しで連日報じていた。  原因が本当にワクチンなのかはさておき、健康を深刻に害している人がいること自体は事実のようだし、会に参加している人の多くはとくに思想的背景をもたない一般市民のように見える(一部の政治家は関与している)。  会の参加者が、厚生労働省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」で委員を威嚇するような不規則発言をした

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