医薬経済気象台
回復色みせる景気の持続力
2013年6月15日号
4月の経済情勢を示す指標の発表が相次いでいるが、アベノミクス効果が反映され回復の動きにあることを示している。総需要の6割近くを占める個人消費の関連指標をみればわかる。小売業販売額は前年比で▲0.1%だった。1月▲1.1%、2月▲2.2%、3月▲0.3%と1月から4ヵ月連続のマイナスだが、マイナス幅が着実に縮小してきている。しかも、4月は季節外れの寒さが残ったため衣料関係が低調で足を引っ張った。飲食料品小売業は0.9%増、寒さがプラスした医薬品・化粧品は2.5%増だった。休日が前年より1日少なかったことを考えると、実質的にはプラスだった。
個人消費の堅調は家計調査報告でも明らかだ。4月の2人以上世帯の消費支出は前年比で実質1.5%増だった。これは小売業販売額とは逆に1月から4ヵ月連続のプラスだ。3月は期待感が消費行動に反映されて5.2%の大幅増、これに比べて伸びは鈍化した。だ...
4月の経済情勢を示す指標の発表が相次いでいるが、アベノミクス効果が反映され回復の動きにあることを示している。総需要の6割近くを占める個人消費の関連指標をみればわかる。小売業販売額は前年比で▲0.1%だった。1月▲1.1%、2月▲2.2%、3月▲0.3%と1月から4ヵ月連続のマイナスだが、マイナス幅が着実に縮小してきている。しかも、4月は季節外れの寒さが残ったため衣料関係が低調で足を引っ張った。飲食料品小売業は0.9%増、寒さがプラスした医薬品・化粧品は2.5%増だった。休日が前年より1日少なかったことを考えると、実質的にはプラスだった。
個人消費の堅調は家計調査報告でも明らかだ。4月の2人以上世帯の消費支出は前年比で実質1.5%増だった。これは小売業販売額とは逆に1月から4ヵ月連続のプラスだ。3月は期待感が消費行動に反映されて5.2%の大幅増、これに比べて伸びは鈍化した。だが、
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