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薬剤経済学

有効性比較情報を個別化する理由

(前)

2013年6月15日号

 薬物中毒患者に対する外来、短期入所、長期入所の3つの治療アプローチを比べると、全体的に外来療法の効果が高い。ただ、有効性は治療法と患者特性の間で微妙な襞を孕んでもいる。 表1は、「武装強盗・強奪」が、中毒療法の前後でどう減ったかを指標に、3療法の有効性を比べた総括のクロス集計である。これは司法当局の命令ではなく、あくまで自発的に参加した患者についての結果だ。 縦軸の外来療法と横軸の外来療法が交わる0.09が治療後の件数だ。その差である▲0.57は治療前(0.66)からの改善を示している。同様に、短期入所療法は▲0.53、治療前の平均値が1.25件と大きかった長期入所療法の患者群は▲0.87と最大の減少幅を示したが、減少率は86%、84%、70%と最小だった。 しかも、実際には長期入所療法を選んだ患者が外来療法を選んでいたら、どうなっていたか、患者構成の特徴を踏まえて推計...  薬物中毒患者に対する外来、短期入所、長期入所の3つの治療アプローチを比べると、全体的に外来療法の効果が高い。ただ、有効性は治療法と患者特性の間で微妙な襞を孕んでもいる。 表1は、「武装強盗・強奪」が、中毒療法の前後でどう減ったかを指標に、3療法の有効性を比べた総括のクロス集計である。これは司法当局の命令ではなく、あくまで自発的に参加した患者についての結果だ。 縦軸の外来療法と横軸の外来療法が交わる0.09が治療後の件数だ。その差である▲0.57は治療前(0.66)からの改善を示している。同様に、短期入所療法は▲0.53、治療前の平均値が1.25件と大きかった長期入所療法の患者群は▲0.87と最大の減少幅を示したが、減少率は86%、84%、70%と最小だった。 しかも、実際には長期入所療法を選んだ患者が外来療法を選んでいたら、どうなっていたか、患者構成の特徴を踏まえて推計し直

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