医薬経済オンライン

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ラテン転々

イタリア人の場合1

No.37

三山喬

2013年6月15日号

 今回のゲストは、在日20年以上のイタリア人、ファブリツィオ・グラッセッリさん。建築家として来日し、現在は都内で語学学校を経営する傍ら、幅広い文化活動をしている。昨秋には『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』(文春新書)を出版。両国の違いを説明すると同時に、共通して抱える問題点を指摘している。——著書のなかで、イタリア人は実はよく働き、経済が行き詰まってしまったのは、国民が怠け者だからでなく、政治や社会システムの問題だと仰っていますね。「もちろん、社会システムが悪いのも政治家が悪いのも、そういう政治家を選んだのは国民ですから、その意味で、イタリアの抱える問題と国民性が無関係なわけではありません。ただ、うまくいかない社会や政治を一向に変えられない、という点に関しては、日本も実は同じ問題を抱えていると思います。冷戦が終わった後、ドイツでは幸いに...  今回のゲストは、在日20年以上のイタリア人、ファブリツィオ・グラッセッリさん。建築家として来日し、現在は都内で語学学校を経営する傍ら、幅広い文化活動をしている。昨秋には『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』(文春新書)を出版。両国の違いを説明すると同時に、共通して抱える問題点を指摘している。——著書のなかで、イタリア人は実はよく働き、経済が行き詰まってしまったのは、国民が怠け者だからでなく、政治や社会システムの問題だと仰っていますね。「もちろん、社会システムが悪いのも政治家が悪いのも、そういう政治家を選んだのは国民ですから、その意味で、イタリアの抱える問題と国民性が無関係なわけではありません。ただ、うまくいかない社会や政治を一向に変えられない、という点に関しては、日本も実は同じ問題を抱えていると思います。冷戦が終わった後、ドイツでは幸いにして

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