医薬経済オンライン

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放言de万事開帳

不妊治療を議論し、日本型の法整備急げ

沙鷗一歩

2013年6月15日号

 今年5月、日本初の「卵子バンク」がスタートした。卵子の提供を仲介する事業で、自分の卵子で妊娠できない女性を治療する「生殖補助医療」のひとつである。  この生殖補助医療、人が死を迎えるときの「終末期医療」と並んで議論が進まない。生命倫理が大きく絡み、日本人の死生観が議論を阻むのかもしれない。それとも日本はファジー(曖昧)な状態が好きなのか。仮にそうだとしても、生殖補助医療の問題は議論から逃げて中途半端にしておくべきものではない。  今や科学や医療の技術は日進月歩で進み、革新的な治療や手術ができるようになっている。その一方で、それらに伴うリスクも考えなければならないし、社会的合意を得なければならないケースも多い。どこまで生殖補助医療を認めるのか。早急に法律を制定し、公のガイドライン(指針)をつくる必要がある。生殖補助医療の進むべき方向性を探...  今年5月、日本初の「卵子バンク」がスタートした。卵子の提供を仲介する事業で、自分の卵子で妊娠できない女性を治療する「生殖補助医療」のひとつである。  この生殖補助医療、人が死を迎えるときの「終末期医療」と並んで議論が進まない。生命倫理が大きく絡み、日本人の死生観が議論を阻むのかもしれない。それとも日本はファジー(曖昧)な状態が好きなのか。仮にそうだとしても、生殖補助医療の問題は議論から逃げて中途半端にしておくべきものではない。  今や科学や医療の技術は日進月歩で進み、革新的な治療や手術ができるようになっている。その一方で、それらに伴うリスクも考えなければならないし、社会的合意を得なければならないケースも多い。どこまで生殖補助医療を認めるのか。早急に法律を制定し、公のガイドライン(指針)をつくる必要がある。生殖補助医療の進むべき方向性を探った

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