UMN対応に明け暮れる製薬業界
尽きない開発要請、未承認薬のツケは国内大手
2013年6月1日号
「日本で使えないとされる世界の標準薬については、これまでにあった開発要請で十分対応できている」(国内大手研究開発関係者)
製薬業界が切望した「新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度」が、10年4月に試行導入されてから4年目を迎えている。その間、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬等検討会議」の仕組みのなかで、製薬企業に対しては、矢継ぎ早に未承認薬・適応外薬の開発が要請された。業界側が、新薬創出加算制度の導入時に、厚労省と約束したからだ。冒頭の関係者は、業界側はアンメット・メディカル・ニーズ(UMN)に対して真摯に、そして積極的に対応していると実感し、そう論評する。また、「本当に必要なものが学会などから開発要望として上がってきているのか」と疑問を呈する。
未承認薬・適応外薬検討会議の仕組みをおさらいする。これまでに、同会議に...
「日本で使えないとされる世界の標準薬については、これまでにあった開発要請で十分対応できている」(国内大手研究開発関係者)
製薬業界が切望した「新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度」が、10年4月に試行導入されてから4年目を迎えている。その間、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬等検討会議」の仕組みのなかで、製薬企業に対しては、矢継ぎ早に未承認薬・適応外薬の開発が要請された。業界側が、新薬創出加算制度の導入時に、厚労省と約束したからだ。冒頭の関係者は、業界側はアンメット・メディカル・ニーズ(UMN)に対して真摯に、そして積極的に対応していると実感し、そう論評する。また、「本当に必要なものが学会などから開発要望として上がってきているのか」と疑問を呈する。
未承認薬・適応外薬検討会議の仕組みをおさらいする。これまでに、同会議には
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