医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

国内各社のがん戦略を見る

独自抗体技術で活気づく協和キリン

第6回

2013年6月1日号

 協和発酵キリンの母体企業のひとつ、協和発酵工業の抗がん剤開発の歴史は古く、56年に抗生物質マイトマイシンCを単離し、工業化に成功。63年には抗悪性腫瘍薬「マイトマイシン」を発売した。67年に「5FU」、71年にはLアスパラギンを分解し、アスパラギン要求性腫瘍細胞を栄養欠乏状態とすることで殺細胞する「ロイナーゼ」(Lアスパラギナーゼ)、75年にアントラサイクリン系抗悪性腫瘍薬「アドリアシン」(塩酸ドキソルビシン)を発売している。植物由来のビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤「ナベルビン」(酒石酸ビノレルビン)を導入、99年3月に非小細胞肺がんの適応で承認され、05年5月には手術不能または再発乳がんも追加承認された。  さらに、94年に好中球減少症治療薬「ノイアップ」(ナルトグラスチム)、98年にはセロトニン5HT3受容体拮抗薬の制吐薬「ナボバン」(塩酸トロピセトロ...  協和発酵キリンの母体企業のひとつ、協和発酵工業の抗がん剤開発の歴史は古く、56年に抗生物質マイトマイシンCを単離し、工業化に成功。63年には抗悪性腫瘍薬「マイトマイシン」を発売した。67年に「5FU」、71年にはLアスパラギンを分解し、アスパラギン要求性腫瘍細胞を栄養欠乏状態とすることで殺細胞する「ロイナーゼ」(Lアスパラギナーゼ)、75年にアントラサイクリン系抗悪性腫瘍薬「アドリアシン」(塩酸ドキソルビシン)を発売している。植物由来のビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤「ナベルビン」(酒石酸ビノレルビン)を導入、99年3月に非小細胞肺がんの適応で承認され、05年5月には手術不能または再発乳がんも追加承認された。  さらに、94年に好中球減少症治療薬「ノイアップ」(ナルトグラスチム)、98年にはセロトニン5HT3受容体拮抗薬の制吐薬「ナボバン」(塩酸トロピセトロン

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence