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Holmes&Vaccine

長期収載品の崩壊

第10回 〜加算品の「数」と「額」〜

コイツ・ドナン

2013年6月1日号

 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品の未来を占っている。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の試行導入と後発品の使用促進によって、長期収載品の市場は縮小している。新薬を創出すれば生き残ることができる市場となりつつあるが、財務省の貿易統計や厚生労働省の薬事工業生産動態統計から、日本の製薬企業の開発力は落ちていることがわかる。新薬創出加算品をみても外資系企業が席巻している。さらに言えば、数少ない加算品を持つ日本企業でも、その製品は導入品が主体であり、自社開発品が少ない。日本企業はどこへ行くのか。ホームズの辛辣な指摘にワクチン博士は落ち込んでいる。  ホームズはグラスのワインを口に運ぼうとしない。ホームズの推理は日本企業のあまりにも厳しい現状を照射した。新薬創出加算の導入の目的のひとつは、加算を呼び水に日本を魅力...  【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、長期収載品の未来を占っている。「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」の試行導入と後発品の使用促進によって、長期収載品の市場は縮小している。新薬を創出すれば生き残ることができる市場となりつつあるが、財務省の貿易統計や厚生労働省の薬事工業生産動態統計から、日本の製薬企業の開発力は落ちていることがわかる。新薬創出加算品をみても外資系企業が席巻している。さらに言えば、数少ない加算品を持つ日本企業でも、その製品は導入品が主体であり、自社開発品が少ない。日本企業はどこへ行くのか。ホームズの辛辣な指摘にワクチン博士は落ち込んでいる。  ホームズはグラスのワインを口に運ぼうとしない。ホームズの推理は日本企業のあまりにも厳しい現状を照射した。新薬創出加算の導入の目的のひとつは、加算を呼び水に日本を魅力ある

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