医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

製薬企業・その現状と展望

日本ケミファ ジェネリックが牽引し収益大幅改善

—競争激化への対応が今後の課題—

2013年6月1日号

 12年度の売上高は319億4400万円で12%の増収だった。薬価改定で伸び悩む企業が多いなかで2ケタの増収は目立つものだった。営業利益は38億7300万円で32.5%の大幅増益。特殊な事情がなく、増収効果とコスト低減努力だけで収益性を改善、大幅増益を実現した。連結決算ベースの営業利益は04年度にピークを付けてから低迷していたが、10年度にこれを6年ぶりに更新、以降は3期連続で大幅増益を達成、過去最高の更新を続けている。ちなみに09年度と対比して3年間では売上高が33.2%増だが、営業利益は6.6倍になった。営業利益率が09年度の3.2%から、10年度7.3%、11年度10.3%、12年度12.1%とうなぎ昇りの大幅改善を続けてきた効果だ。  大幅増収を牽引したのはジェネリックである。ジェネリック使用促進に向けた環境整備が追い風になっている。12年度のジェネリック売上高は236億3000万円と19.8%の大幅...  12年度の売上高は319億4400万円で12%の増収だった。薬価改定で伸び悩む企業が多いなかで2ケタの増収は目立つものだった。営業利益は38億7300万円で32.5%の大幅増益。特殊な事情がなく、増収効果とコスト低減努力だけで収益性を改善、大幅増益を実現した。連結決算ベースの営業利益は04年度にピークを付けてから低迷していたが、10年度にこれを6年ぶりに更新、以降は3期連続で大幅増益を達成、過去最高の更新を続けている。ちなみに09年度と対比して3年間では売上高が33.2%増だが、営業利益は6.6倍になった。営業利益率が09年度の3.2%から、10年度7.3%、11年度10.3%、12年度12.1%とうなぎ昇りの大幅改善を続けてきた効果だ。  大幅増収を牽引したのはジェネリックである。ジェネリック使用促進に向けた環境整備が追い風になっている。12年度のジェネリック売上高は236億3000万円と19.8%の大幅増

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence