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OBSERVER

後藤玄利・ケンコーコム株式会社代表取締役

2013年5月15日号

市場の1割、2割がネットに——厚生労働省でOTC薬のインターネット販売のルールについて検討会が開かれていますが、参加者としての感想はどうでしょうか。後藤 本来なら最高裁判決が出たので、それを行政が受けて議論するはずだが、それをフリーハンドで話させようとしている。これでは、まとめようがない。結局、出発点の違う2つの主張(解禁論、反対論)があって、検討会で顔を合わせる。検討会のなかで修正をかけないといけないのに、言いっ放しで終わる。司法判断を日本の国のあり方として尊重しないといけないのに、それに対するリスペクトもなしに話を進めている。これは厚労省の怠慢だと思う。——官邸サイドからは「全面解禁」との声が聞こえています。後藤 全面解禁という言葉の定義を私もわかっていない。全面解禁がすべての医薬品をネットで販売できるということなら、まったくその通り。しか... 市場の1割、2割がネットに——厚生労働省でOTC薬のインターネット販売のルールについて検討会が開かれていますが、参加者としての感想はどうでしょうか。後藤 本来なら最高裁判決が出たので、それを行政が受けて議論するはずだが、それをフリーハンドで話させようとしている。これでは、まとめようがない。結局、出発点の違う2つの主張(解禁論、反対論)があって、検討会で顔を合わせる。検討会のなかで修正をかけないといけないのに、言いっ放しで終わる。司法判断を日本の国のあり方として尊重しないといけないのに、それに対するリスペクトもなしに話を進めている。これは厚労省の怠慢だと思う。——官邸サイドからは「全面解禁」との声が聞こえています。後藤 全面解禁という言葉の定義を私もわかっていない。全面解禁がすべての医薬品をネットで販売できるということなら、まったくその通り。しかし

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