医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医師会が振り払えないカルテル疑惑

インフルエンザ予防接種、公費か自費か

2013年5月15日号

 住民としては怒って当然のことだろう。埼玉県東南部の吉川市と松伏町の医師で構成する「吉川松伏医師会」(平井真実会長)が、インフルエンザ予防接種の料金でカルテルを結んでいた疑いがあるとして、4月23日に公正取引委員会の立入検査を受けた。  同医師会は、大人の接種料金を「4450円以上」にするよう会員約80人にファックスで送り、13歳未満の小児の接種に関しても「初回3700円以上」と決め、最低価格を守らせていたという。料金を数年前から会内の理事会で決定していたと見られ、独占禁止法違反(事業者団体の禁止行為)の疑いで調査が続いている。  インフルエンザの予防接種は、65歳以上には補助があり、市町村ごとに接種料金が決まっている。一方、65歳未満に関しては自由診療で、問題となったのは、この自由診療のほうだ。  今のところ医師会側は、立入検査を受けたことは認めているが、...  住民としては怒って当然のことだろう。埼玉県東南部の吉川市と松伏町の医師で構成する「吉川松伏医師会」(平井真実会長)が、インフルエンザ予防接種の料金でカルテルを結んでいた疑いがあるとして、4月23日に公正取引委員会の立入検査を受けた。  同医師会は、大人の接種料金を「4450円以上」にするよう会員約80人にファックスで送り、13歳未満の小児の接種に関しても「初回3700円以上」と決め、最低価格を守らせていたという。料金を数年前から会内の理事会で決定していたと見られ、独占禁止法違反(事業者団体の禁止行為)の疑いで調査が続いている。  インフルエンザの予防接種は、65歳以上には補助があり、市町村ごとに接種料金が決まっている。一方、65歳未満に関しては自由診療で、問題となったのは、この自由診療のほうだ。  今のところ医師会側は、立入検査を受けたことは認めているが、カ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence