医薬経済オンライン

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「分業バッシング」から内部崩壊へ

政治組織の瓦解でピンチ拡大

2013年5月15日号

 薬剤師会関係者がため息交じりに呟く。「今、日薬連盟の役員の間で言われているのは、『潰れるのは日薬が先か、連盟が先か』ということだ」。  薬剤師会が併設する政治団体が揺れている。日本薬剤師会の政治組織である日本薬剤師連盟(児玉孝会長)に対して、東京都薬剤師連盟(山本信夫会長)は13年度からの「休会」を決め、事実上脱退した。さらに、長野県薬剤師連盟の上田支部(飯島康典会長)も県連盟の活動を疑問視して「休眠」を公表。すでに「脱会」している神奈川県薬剤師連盟に続き、東京、上田といった分業先進地域が本体・日薬連盟を相次いで離脱したことになる。  これは大事だ。外部からの分業バッシングだけでなく、内部組織の地滑り現象が頻発し、日薬は今、大きくグラついている。  薬剤師会と政治連盟の関係は密接だ。職能団体である日薬は政治活動を制限されている一方、政治と...  薬剤師会関係者がため息交じりに呟く。「今、日薬連盟の役員の間で言われているのは、『潰れるのは日薬が先か、連盟が先か』ということだ」。  薬剤師会が併設する政治団体が揺れている。日本薬剤師会の政治組織である日本薬剤師連盟(児玉孝会長)に対して、東京都薬剤師連盟(山本信夫会長)は13年度からの「休会」を決め、事実上脱退した。さらに、長野県薬剤師連盟の上田支部(飯島康典会長)も県連盟の活動を疑問視して「休眠」を公表。すでに「脱会」している神奈川県薬剤師連盟に続き、東京、上田といった分業先進地域が本体・日薬連盟を相次いで離脱したことになる。  これは大事だ。外部からの分業バッシングだけでなく、内部組織の地滑り現象が頻発し、日薬は今、大きくグラついている。  薬剤師会と政治連盟の関係は密接だ。職能団体である日薬は政治活動を制限されている一方、政治とは切

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