医薬経済オンライン

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製薬企業・その現状と展望

鳥居薬品 13年度から新3ヵ年計画スタート

—収益性悪化は研究開発費増の影響—

2013年5月15日号

 日本たばこ産業(JT)の連結子会社のため単独決算である。12年度は増収減益決算となった。売上高は522億9400万円で7.3%増、営業利益は27億9400万円で▲32.7%、経常利益は29億5200万円で▲31.9%、純利益は18億4900万円で▲29.2%だった。  薬価改定など環境に厳しさはあったが高い増収率を達成した。血液透析患者用経口掻痒症改善剤レミッチカプセル、抗HIV薬ツルバダ配合錠の主力2製品が大きく伸びたことが寄与した。レミッチカプセルは121億600万円で24.4%増、ツルバダ配合錠は115億9400万円で16.6%増だった。2製品で増収額は40億1900万円、全体の増収額35億7600万円を上回っている。  大幅増収を達成したのに営業利益が減益となったのは、営業利益率が5.3%と▲3.2ポイントだったためだ。とくに研究開発費の大幅増が響いた。原価率は42.2%と1.5ポイントの上昇だった。薬価改定と自社製品比...  日本たばこ産業(JT)の連結子会社のため単独決算である。12年度は増収減益決算となった。売上高は522億9400万円で7.3%増、営業利益は27億9400万円で▲32.7%、経常利益は29億5200万円で▲31.9%、純利益は18億4900万円で▲29.2%だった。  薬価改定など環境に厳しさはあったが高い増収率を達成した。血液透析患者用経口掻痒症改善剤レミッチカプセル、抗HIV薬ツルバダ配合錠の主力2製品が大きく伸びたことが寄与した。レミッチカプセルは121億600万円で24.4%増、ツルバダ配合錠は115億9400万円で16.6%増だった。2製品で増収額は40億1900万円、全体の増収額35億7600万円を上回っている。  大幅増収を達成したのに営業利益が減益となったのは、営業利益率が5.3%と▲3.2ポイントだったためだ。とくに研究開発費の大幅増が響いた。原価率は42.2%と1.5ポイントの上昇だった。薬価改定と自社製品比率

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