放言de万事開帳
H7N9とB787を比べると……
沙鷗一歩
2013年5月15日号
H7N9ウイルス(NIH) ひとりのジャーナリストとして今気になっているニュースが、「中国での鳥インフルエンザ感染」と「最新鋭中型旅客機B787の運航再開」である。この2つの問題を比べると、次のようなことが言えるのではないか。
鳥インフルエンザは人智の及ばないところがあって感染の拡大を完璧に防ぐことはできない。しかし、B787のほうは違う。発煙トラブルの起きた原因を突き止め、同様のトラブルを繰り返さないように機体を改良すれば、大事故には至らない。それなのに米ボーイング社はトラブルの根本的原因が不明のままバッテリーの改良を進め、運航再開を求めた。
H7N9ウイルス(NIH) ひとりのジャーナリストとして今気になっているニュースが、「中国での鳥インフルエンザ感染」と「最新鋭中型旅客機B787の運航再開」である。この2つの問題を比べると、次のようなことが言えるのではないか。
鳥インフルエンザは人智の及ばないところがあって感染の拡大を完璧に防ぐことはできない。しかし、B787のほうは違う。発煙トラブルの起きた原因を突き止め、同様のトラブルを繰り返さないように機体を改良すれば、大事故には至らない。それなのに米ボーイング社はトラブルの根本的原因が不明のままバッテリーの改良を進め、運航再開を求めた。
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