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「調剤バブル」が招いた地価1000倍の余波

10億円で売れた「門内薬局用地」に慌てる薬剤師

2013年5月1日号

 地価1000倍の急騰。不動産関係者からすれば、「80年代のバブル期でもほとんどあり得ない」ような事態だ。そんなことが、「バブル」と謳われる調剤薬局の建設用地を巡って、実際に起こった。 3月28日、兵庫県小野市に新設される「北播磨総合医療センター」の調剤薬局用地に関する入札が行われた。この新病院は、市内の医療提供体制の中心でありながら、医師不足に悩まされてきた小野市民病院と隣町の三木市民病院を統合するもの。今年10月にオープン予定で、病床数は340床、18年のフルオープン時に450床を備える。両市を含む北播磨医療圏には、県立病院がなく400床以上の大病院もないため、2次医療圏の中核機能を期待されている。 今回、両市で運営する北播磨総合医療センター企業団が「薬局用地」として入札にかけたのは、新病院のほぼ目の前に位置する総面積258㎡(約78坪)の隣接する2ヵ所の土地...  地価1000倍の急騰。不動産関係者からすれば、「80年代のバブル期でもほとんどあり得ない」ような事態だ。そんなことが、「バブル」と謳われる調剤薬局の建設用地を巡って、実際に起こった。 3月28日、兵庫県小野市に新設される「北播磨総合医療センター」の調剤薬局用地に関する入札が行われた。この新病院は、市内の医療提供体制の中心でありながら、医師不足に悩まされてきた小野市民病院と隣町の三木市民病院を統合するもの。今年10月にオープン予定で、病床数は340床、18年のフルオープン時に450床を備える。両市を含む北播磨医療圏には、県立病院がなく400床以上の大病院もないため、2次医療圏の中核機能を期待されている。 今回、両市で運営する北播磨総合医療センター企業団が「薬局用地」として入札にかけたのは、新病院のほぼ目の前に位置する総面積258㎡(約78坪)の隣接する2ヵ所の土地だ。

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