現実味帯びる原薬「生産地」開示
「中国産」が後発品普及に障害も
2013年5月1日号
「冷凍餃子」→殺虫剤が混入 「粉ミルク」→メラミンが混入 「肉まん」→段ボールが混入 ざっと挙げただけでも、過去に中国で食の安全を脅かした事件は、これだけある。なかでも冷凍餃子事件は、日本でも食べた家族が有機リン中毒を発症して病院に搬送される事態となり、「中国産=危険」とのイメージを消費者に強く植え付けた。 最近では、日中関係の悪化の影響もあり、さらに中国産製品に対する風当たりが強まっている。医療業界でも医薬品の生産地に対して高い関心が向けられており、4月11日に日本薬剤師会が都内で開催した都道府県会長協議会では、次のような提案が、宮城県薬剤師会の佐々木孝雄会長から出された。 「医薬品についても原薬の生産地を明記すべき。消費者には必要な情報ではないか」 野菜や肉のように、医薬品についても生産地の表示を求めるもので、患者向けの情報提供資材に盛...
「冷凍餃子」→殺虫剤が混入 「粉ミルク」→メラミンが混入 「肉まん」→段ボールが混入 ざっと挙げただけでも、過去に中国で食の安全を脅かした事件は、これだけある。なかでも冷凍餃子事件は、日本でも食べた家族が有機リン中毒を発症して病院に搬送される事態となり、「中国産=危険」とのイメージを消費者に強く植え付けた。 最近では、日中関係の悪化の影響もあり、さらに中国産製品に対する風当たりが強まっている。医療業界でも医薬品の生産地に対して高い関心が向けられており、4月11日に日本薬剤師会が都内で開催した都道府県会長協議会では、次のような提案が、宮城県薬剤師会の佐々木孝雄会長から出された。 「医薬品についても原薬の生産地を明記すべき。消費者には必要な情報ではないか」 野菜や肉のように、医薬品についても生産地の表示を求めるもので、患者向けの情報提供資材に盛り
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