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今度こそ期待したい「日本版NIH」

2013年5月1日号

 安倍政権は、「アベノミクス」の“3本の矢”の1本である成長戦略をとりまとめる産業競争力会議や規制改革会議で「健康・医療」を最重要分野に定めている。その一環として、内閣官房に「健康・医療戦略室」を設置し、日本の医療技術をアジアなどの新興国に展開するための推進体制をつくり、医療・健康分野の成長戦略を強力に進めている。また、3月29日の産業競争力会議で安倍首相は、日本発の医薬品や医療機器の開発を加速するため医療政策の司令塔となる新たな組織の具体策を早急に策定するよう関係閣僚に指示した。 新組織は、米国立衛生研究所(NIH)の日本版となるようだ。そこは、大学など全国の研究機関の成果から有望な技術を探し出し、産業界に橋渡しすることで実用化の道筋をつけることが重要な役割になる。政府の医療関係の研究開発予算を一元的に管理運用し、医療関係の企業と協力のもと研...  安倍政権は、「アベノミクス」の“3本の矢”の1本である成長戦略をとりまとめる産業競争力会議や規制改革会議で「健康・医療」を最重要分野に定めている。その一環として、内閣官房に「健康・医療戦略室」を設置し、日本の医療技術をアジアなどの新興国に展開するための推進体制をつくり、医療・健康分野の成長戦略を強力に進めている。また、3月29日の産業競争力会議で安倍首相は、日本発の医薬品や医療機器の開発を加速するため医療政策の司令塔となる新たな組織の具体策を早急に策定するよう関係閣僚に指示した。 新組織は、米国立衛生研究所(NIH)の日本版となるようだ。そこは、大学など全国の研究機関の成果から有望な技術を探し出し、産業界に橋渡しすることで実用化の道筋をつけることが重要な役割になる。政府の医療関係の研究開発予算を一元的に管理運用し、医療関係の企業と協力のもと研究

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