製薬企業・その現状と展望
富士製薬工業 着々と進む成長力強化の布石
—急性期・女性医療領域が92%—
2013年5月1日号
上場ジェネリック企業では最小規模だが、急性期医療、女性医療に絞り込んだ異色の企業である。12年9月期の売上構成比は急性期医療が127億9600万円で59.5%、女性医療が69億円で32.1%、この2つの領域で91.6%を占めた。薬効別構成比では診断用薬が84億1900万円で39.1%、ホルモン剤が71億8900万円で33.4%と2つの薬効で72.5%を占めている。また、製品別では非イオン性造影剤オイパロミンが62億3300万円で全体の39.3%を占め、これに月経困難症治療剤ルナベル配合錠の25億1100万円、非イオン性造影剤イオパークの16億4800万円を加えた10億円以上の上位3製品の合計が52.9%と過半を占める。多くの製品を揃える同業他社との違いが明らかだ。CT用非イオン性造影剤の国内シェアが約2割ということも注目できる。 独特の事業内容を背景に着実な成長をみせてきたが、12年9月期は減収減益とブレーキがかか...
上場ジェネリック企業では最小規模だが、急性期医療、女性医療に絞り込んだ異色の企業である。12年9月期の売上構成比は急性期医療が127億9600万円で59.5%、女性医療が69億円で32.1%、この2つの領域で91.6%を占めた。薬効別構成比では診断用薬が84億1900万円で39.1%、ホルモン剤が71億8900万円で33.4%と2つの薬効で72.5%を占めている。また、製品別では非イオン性造影剤オイパロミンが62億3300万円で全体の39.3%を占め、これに月経困難症治療剤ルナベル配合錠の25億1100万円、非イオン性造影剤イオパークの16億4800万円を加えた10億円以上の上位3製品の合計が52.9%と過半を占める。多くの製品を揃える同業他社との違いが明らかだ。CT用非イオン性造影剤の国内シェアが約2割ということも注目できる。 独特の事業内容を背景に着実な成長をみせてきたが、12年9月期は減収減益とブレーキがかかった
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