話題の焦点
「多大な効果が認められた」
2013年4月15日号
力強い研究発表が結構多く見受けられるが、その多くは小規模研究であり、極めて過大評価されたものだった。 スタンフォード予防医学研究センターやエール大学ほかの共同調査研究によると、3000件以上の医学研究レビューから8万5000点のメタアナリシス総括図をつくり、解析した結果、多大な効果が否定される研究が90.8%もあったという(米国医師会雑誌12年)。 小規模研究発表後の後続研究で、前回と相反する結果になったケースが多数見受けられたことを明らかにし、引き続き、“多大効果”を主張できたのは、6.1%にすぎなかった。 多大な効果を示したとする研究は、ほとんどが20症例に満たないものであり、この規模の効果判定には懐疑的にならざるを得ない。 大規模研究・長期ランダム化比較試験を行うことは、費用が嵩み大変だが、小規模で資金を無駄にするよりも、結果的には賢明だということで...
力強い研究発表が結構多く見受けられるが、その多くは小規模研究であり、極めて過大評価されたものだった。 スタンフォード予防医学研究センターやエール大学ほかの共同調査研究によると、3000件以上の医学研究レビューから8万5000点のメタアナリシス総括図をつくり、解析した結果、多大な効果が否定される研究が90.8%もあったという(米国医師会雑誌12年)。 小規模研究発表後の後続研究で、前回と相反する結果になったケースが多数見受けられたことを明らかにし、引き続き、“多大効果”を主張できたのは、6.1%にすぎなかった。 多大な効果を示したとする研究は、ほとんどが20症例に満たないものであり、この規模の効果判定には懐疑的にならざるを得ない。 大規模研究・長期ランダム化比較試験を行うことは、費用が嵩み大変だが、小規模で資金を無駄にするよりも、結果的には賢明だということである
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録