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医薬経済気象台

景況回復は期待から実感の段階へ

2013年4月15日号

 注目されていた3月調査の日銀短観が発表された。12月調査と比較することによってアベノミクスが企業心理にどの程度インパクトを与えたかを知る手掛かりになる。大企業・全産業の業況判断DIは▲1で12月調査の▲3から2ポイントの改善だった。12月調査時の3月予想は▲3で横ばいとみていたから予想を上回る改善をみせたことになる。さらに6月の見通しについては5ポイントの改善を見込んでいる。4月以降、景況改善が本格化していくと予想している。  日銀短観の結果について、景況感の改善を認めながらも産業界の慎重なスタンスも窺えるとして、アベノミクスの実体経済への波及には時間がかかるとする見方もある。中堅企業、中小企業の景況感改善の足取りが鈍いこと、設備投資計画が減少していることが理由だ。中堅企業の業況判断は全産業で足元が▲3と12月比2ポイントの改善、中小企業も全産業で▲12で2ポイ...  注目されていた3月調査の日銀短観が発表された。12月調査と比較することによってアベノミクスが企業心理にどの程度インパクトを与えたかを知る手掛かりになる。大企業・全産業の業況判断DIは▲1で12月調査の▲3から2ポイントの改善だった。12月調査時の3月予想は▲3で横ばいとみていたから予想を上回る改善をみせたことになる。さらに6月の見通しについては5ポイントの改善を見込んでいる。4月以降、景況改善が本格化していくと予想している。  日銀短観の結果について、景況感の改善を認めながらも産業界の慎重なスタンスも窺えるとして、アベノミクスの実体経済への波及には時間がかかるとする見方もある。中堅企業、中小企業の景況感改善の足取りが鈍いこと、設備投資計画が減少していることが理由だ。中堅企業の業況判断は全産業で足元が▲3と12月比2ポイントの改善、中小企業も全産業で▲12で2ポイン

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