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眺望「医薬街道」

高齢者に応じた「2次救急」拡充を

近藤正觀

2013年4月15日号

 13年2月、厚生労働省は「救急医療体制等のあり方に関する検討会」を設置した。救急医療は当然だが、ほとんどが救急車による搬送が前提である。一般国民が自力で救急病院に行って、「救急患者だから診てほしい」とはいかないからだ。結局、救急医療と救急車は不可分の関係になる。 救急医療体制の整備は63年まで遡る。このとき「救急業務の法制化」が定まり消防法が改正された。その後、「救急病院を定める厚生省令」の発出による「救急医療機関告示制度」や、77年の医務局長通知「救急医療対策の整備事業について」に基づき、休日夜間救急センター・休日診療所・在宅当番医制・救急対応病院の輪番制などを導入、さらに「救命救急センター」が整備されてきた。そして患者の効率的な搬送を目的に「メディカルコントロール協議会」を都道府県に設置し、収容可能な病院がどこなのか逸早く把握する体制を構...  13年2月、厚生労働省は「救急医療体制等のあり方に関する検討会」を設置した。救急医療は当然だが、ほとんどが救急車による搬送が前提である。一般国民が自力で救急病院に行って、「救急患者だから診てほしい」とはいかないからだ。結局、救急医療と救急車は不可分の関係になる。 救急医療体制の整備は63年まで遡る。このとき「救急業務の法制化」が定まり消防法が改正された。その後、「救急病院を定める厚生省令」の発出による「救急医療機関告示制度」や、77年の医務局長通知「救急医療対策の整備事業について」に基づき、休日夜間救急センター・休日診療所・在宅当番医制・救急対応病院の輪番制などを導入、さらに「救命救急センター」が整備されてきた。そして患者の効率的な搬送を目的に「メディカルコントロール協議会」を都道府県に設置し、収容可能な病院がどこなのか逸早く把握する体制を構築

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