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マダニ感染をむやみに恐れるな
2013年4月15日号
月並みな書き出しで申し訳ないが、手元の医学辞典を開くと、「感染症とはウイルス、リケッチア、細菌、原虫などの微生物が人または動物の体内に侵入して臓器や組織あるいは細胞のなかで分裂増殖し、その結果として引き起こされる疾病。感染する微生物の増殖力と感染した宿主の抵抗力のバランスの上で成り立つ。人から人へと、次々に伝播していく性質から伝染病とも呼ばれる」とある。
この感染症、どれを怖がり、どれをことさら怖がる必要がないのかを冷静に見極めることが、市井の私たちにとっては難しい。
例えば最近、騒ぎになったマダニに刺されて感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)である。一部のマダニがSFTSウイルスを持っており、そのマダニに刺されると感染する。蚊がマラリアやデング熱、ウエストナイル熱、日本脳炎などの感染症を媒介するのと同じと考えていいだろう。...
月並みな書き出しで申し訳ないが、手元の医学辞典を開くと、「感染症とはウイルス、リケッチア、細菌、原虫などの微生物が人または動物の体内に侵入して臓器や組織あるいは細胞のなかで分裂増殖し、その結果として引き起こされる疾病。感染する微生物の増殖力と感染した宿主の抵抗力のバランスの上で成り立つ。人から人へと、次々に伝播していく性質から伝染病とも呼ばれる」とある。
この感染症、どれを怖がり、どれをことさら怖がる必要がないのかを冷静に見極めることが、市井の私たちにとっては難しい。
例えば最近、騒ぎになったマダニに刺されて感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)である。一部のマダニがSFTSウイルスを持っており、そのマダニに刺されると感染する。蚊がマラリアやデング熱、ウエストナイル熱、日本脳炎などの感染症を媒介するのと同じと考えていいだろう。
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