こんなに違う国立大病院のＧＥ割合

文科省予算「根拠データ」が広げる波紋

2013年4月1日号

　今から3年半前、09年秋頃の話だ。自らを「ジェネリックの伝道師」と称する厚生労働省の薬系幹部が国立大病院の関係者を前に、後発品使用促進の意義を繰り返し説いていた。　「医療関係者には国からの押し付けとか、医療費削減のためという考え方があるが、必ずしもそれだけではない。医療資源を有効に活用する視点から使用促進をお願いしている」　その人物は、保険局医療課で薬剤管理官を務めていた磯部総一郎氏（現内閣府食品安全委員会事務局評価課長）だ。　当時、中央社会保険医療協議会では、大学病院の後発品使用の遅れが問題視されていた。厚労省は文部科学省に対し、後発品使用促進に向けた協力要請を行っていた。それが具体化して、磯部氏が国立大学病院の事務部長会議や薬剤部長会議で講演するに至った。　今から3年半前、09年秋頃の話だ。自らを「ジェネリックの伝道師」と称する厚生労働省の薬系幹部が国立大病院の関係者を前に、後発品使用促進の意義を繰り返し説いていた。　「医療関係者には国からの押し付けとか、医療費削減のためという考え方があるが、必ずしもそれだけではない。医療資源を有効に活用する視点から使用促進をお願いしている」　その人物は、保険局医療課で薬剤管理官を務めていた磯部総一郎氏（現内閣府食品安全委員会事務局評価課長）だ。　当時、中央社会保険医療協議会では、大学病院の後発品使用の遅れが問題視されていた。厚労省は文部科学省に対し、後発品使用促進に向けた協力要請を行っていた。それが具体化して、磯部氏が国立大学病院の事務部長会議や薬剤部長会議で講演するに至った。

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