医薬経済オンライン

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「団塊の世代」狙ったキャンペーン

軽度は保険給付対象外、「老々互助」を誘導

2013年4月1日号

 急速な高齢化に伴って、見守りや声かけ、日常的な御用聞きニーズがあちこちで顕在化してきている。なのに、社会の支え手と期待される現役世代は減る一方。高齢者はもはや高齢というだけでは楽隠居にはなれない。地域社会の「実働部隊」を期待されるようになってきている。  それを象徴するかのような資料が、厚生労働省主催の全国会議に提出された。タイトルは「互助の活用について」(図=一部)。老健局の朝川知昭振興課長は会議で、次のように解説した。      「今、団塊の世代が退職して地域に戻っている最中だが、そのまま家に入りこんでしまうのでは地域にとってもご本人にとってももったいない。一方、団塊の世代が後期高齢者になっていくこの10年間で、ひとり暮らし高齢者や認知症高齢者が急増する。見守り、配食、外出支援、サロン活動などインフォーマルな生活支援が地域につ...  急速な高齢化に伴って、見守りや声かけ、日常的な御用聞きニーズがあちこちで顕在化してきている。なのに、社会の支え手と期待される現役世代は減る一方。高齢者はもはや高齢というだけでは楽隠居にはなれない。地域社会の「実働部隊」を期待されるようになってきている。  それを象徴するかのような資料が、厚生労働省主催の全国会議に提出された。タイトルは「互助の活用について」(図=一部)。老健局の朝川知昭振興課長は会議で、次のように解説した。      「今、団塊の世代が退職して地域に戻っている最中だが、そのまま家に入りこんでしまうのでは地域にとってもご本人にとってももったいない。一方、団塊の世代が後期高齢者になっていくこの10年間で、ひとり暮らし高齢者や認知症高齢者が急増する。見守り、配食、外出支援、サロン活動などインフォーマルな生活支援が地域につくら

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