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製薬企業・その現状と展望

沢井製薬 後発品市場拡大を追い風に成長続く

—12 年度も2ケタの高成長達成—

2013年4月1日号

 後発品市場は制度改革を背景に拡大が続いている。後発品の市場規模は薬価ベースで08年度の5078億円から、11年度には推定実績で7300億円に拡大した。3年間の年平均成長率は13%、医療用医薬品市場全体の伸びを上回り、金額ベースで後発品の市場シェアは08年度の6.8%から、11年度には8.4%へと上昇している。  後発品専業企業は、これを追い風にして好調に伸びている。沢井製薬は、09年度から11年度を最終年度とする中期経営計画を実施してきたが、12年度からは新たな中計をスタートさせた。11年度で終了した前計画の最終年度の売上高目標は740億円、営業利益は115億円だった。実績は売上高が676億円、営業利益は150億円、売上高は目標に届かなかったが、53%の増収、年平均成長率は15%と後発品市場の伸びを上回る高い伸びだった。営業利益は目標を大きく凌駕して3.2倍になった。大幅増収と生産効率...  後発品市場は制度改革を背景に拡大が続いている。後発品の市場規模は薬価ベースで08年度の5078億円から、11年度には推定実績で7300億円に拡大した。3年間の年平均成長率は13%、医療用医薬品市場全体の伸びを上回り、金額ベースで後発品の市場シェアは08年度の6.8%から、11年度には8.4%へと上昇している。  後発品専業企業は、これを追い風にして好調に伸びている。沢井製薬は、09年度から11年度を最終年度とする中期経営計画を実施してきたが、12年度からは新たな中計をスタートさせた。11年度で終了した前計画の最終年度の売上高目標は740億円、営業利益は115億円だった。実績は売上高が676億円、営業利益は150億円、売上高は目標に届かなかったが、53%の増収、年平均成長率は15%と後発品市場の伸びを上回る高い伸びだった。営業利益は目標を大きく凌駕して3.2倍になった。大幅増収と生産効率向上

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