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老医師のつぶやき

在宅介護より施設介護へ

第12回

吉原忠男(前埼玉県医師会長)

2013年4月1日号

 「在宅介護より施設介護へ」というタイトルにしたからといって、在宅介護がよくないと言いたいのではない。人口構造や家族心理を考慮すると、どうも最後は施設介護に頼らざるを得ない現況だということを、現場の医師として言わざるを得ない。  ひとりの開業医として歳をとれば、患者さんも歳をとる。ということは歳をとった患者さんが増え、終末期に接する機会が、自然に増えてくるということだ。今は私も後期高齢者だから往診も最小限にしているが、体力のある頃はよく往診していた。肺炎などの急性疾患やがんなどで亡くなる方の場合は別として、高血圧や老人性認知症が慢性に経過する患者さんの場合、ご本人も辛いだろうが、看取る家族の辛酸は大変なものだ。家庭で最期まで看取る人は少なく、たいていは「もう疲労困憊です。引き受けてくれる病院はないでしょうか」と相談される。  その人が冷た...  「在宅介護より施設介護へ」というタイトルにしたからといって、在宅介護がよくないと言いたいのではない。人口構造や家族心理を考慮すると、どうも最後は施設介護に頼らざるを得ない現況だということを、現場の医師として言わざるを得ない。  ひとりの開業医として歳をとれば、患者さんも歳をとる。ということは歳をとった患者さんが増え、終末期に接する機会が、自然に増えてくるということだ。今は私も後期高齢者だから往診も最小限にしているが、体力のある頃はよく往診していた。肺炎などの急性疾患やがんなどで亡くなる方の場合は別として、高血圧や老人性認知症が慢性に経過する患者さんの場合、ご本人も辛いだろうが、看取る家族の辛酸は大変なものだ。家庭で最期まで看取る人は少なく、たいていは「もう疲労困憊です。引き受けてくれる病院はないでしょうか」と相談される。  その人が冷たい

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