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メタボ検診の効果を検証すべき

2013年4月1日号

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)という言葉が広く使われ始めたのは、08年からだった。それを調べる特定健診・特定保健指導(メタボ健診)が08年4月、全国で一斉にスタートした。 メタボとは、内臓脂肪型の肥満(腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上)に加え、高血圧、高血糖、脂質異常の3つのうち2つ以上が重なった状態のことで、生活習慣病につながるおそれがあるとされる。厚生労働省は、メタボ該当者とその予備軍は、男性では2人に1人、女性は5人に1人、メタボが強く疑われる人が約940万人、メタボ予備軍が約1020万人もいると推計している。 メタボ健診導入の狙いは、ずばり医療費の抑制だ。厚労省は、生活習慣病の予防で医療費を減らせると考え、該当者と予備軍を12年度までに10%減少、15年度までに25%減少させ医療費2兆円の削減目標を設定している。具体的には、12年度のメタボ健診...  メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)という言葉が広く使われ始めたのは、08年からだった。それを調べる特定健診・特定保健指導(メタボ健診)が08年4月、全国で一斉にスタートした。 メタボとは、内臓脂肪型の肥満(腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上)に加え、高血圧、高血糖、脂質異常の3つのうち2つ以上が重なった状態のことで、生活習慣病につながるおそれがあるとされる。厚生労働省は、メタボ該当者とその予備軍は、男性では2人に1人、女性は5人に1人、メタボが強く疑われる人が約940万人、メタボ予備軍が約1020万人もいると推計している。 メタボ健診導入の狙いは、ずばり医療費の抑制だ。厚労省は、生活習慣病の予防で医療費を減らせると考え、該当者と予備軍を12年度までに10%減少、15年度までに25%減少させ医療費2兆円の削減目標を設定している。具体的には、12年度のメタボ健診受

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