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眺望「医薬街道」

より大きな視点で電子処方箋化を

近藤正觀

2013年4月1日号

 厚生労働省が設置した「医療情報ネットワーク基盤検討会」は3月11日、電子処方箋の実現に対する提案をまとめた。現在医療機関が「紙」で発行している処方箋を電子化し、データ化して医療情報を有効利用しようとするものだ。 処方箋の電子化については過去にも検討されてきたが、制度上の問題もあり、04年のいわゆる「e—文書法」の制定でも、調剤を行うための処方箋については、適用対象外とされている。従って、処方箋をファックスなどで調剤薬局へ送信することは可能だが、あくまでも薬剤処方の事前連絡としてのものであり、画像として送付されるものであって、患者は処方箋本体を薬局へ持参することが薬剤受領の条件となっている。 さらに、現行の紙媒体の処方箋に関する記録について、調剤薬局は調剤録を作成し、薬剤師が調剤した際には調剤録に患者の氏名、年齢、薬剤名、分量、調剤年月日、調...  厚生労働省が設置した「医療情報ネットワーク基盤検討会」は3月11日、電子処方箋の実現に対する提案をまとめた。現在医療機関が「紙」で発行している処方箋を電子化し、データ化して医療情報を有効利用しようとするものだ。 処方箋の電子化については過去にも検討されてきたが、制度上の問題もあり、04年のいわゆる「e—文書法」の制定でも、調剤を行うための処方箋については、適用対象外とされている。従って、処方箋をファックスなどで調剤薬局へ送信することは可能だが、あくまでも薬剤処方の事前連絡としてのものであり、画像として送付されるものであって、患者は処方箋本体を薬局へ持参することが薬剤受領の条件となっている。 さらに、現行の紙媒体の処方箋に関する記録について、調剤薬局は調剤録を作成し、薬剤師が調剤した際には調剤録に患者の氏名、年齢、薬剤名、分量、調剤年月日、調剤量

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