医薬経済オンライン

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「メディビック」に乗っ取りの危機

国内ベンチャーの芽を摘む妙な投資会社

2013年3月15日号

 東証マザーズ上場のバイオベンチャー「メディビックグループ」が乗っ取り騒動に見舞われている。3月末の株主総会を控え、同社の大株主から新役員4人の就任を求められているのだ。提案理由は「上場以来10年を超えるのに業績が下降中の状態を脱して再生するため」と主張。提案された取締役と監査役候補には同社の創業者であり、事業の顔である橋本康弘社長のほかに名前を挙げた4人の候補には昨秋、名古屋証券取引所の新興市場であるセントレックスを上場廃止になった東京大学発ベンチャー「ECI」元社長や元国会議員秘書もいる華やかさだ。  突然の提案にメディビックは、大株主の真意を測りかねて次々に質問書を送付して抵抗中だが、大株主は7人の弁護士連名の回答書を突きつけて新役員候補受け入れを迫り、もはや喧嘩状態。大株主側はすでに株主名簿を閲覧して株主に賛同を呼びかけているとも噂さ...  東証マザーズ上場のバイオベンチャー「メディビックグループ」が乗っ取り騒動に見舞われている。3月末の株主総会を控え、同社の大株主から新役員4人の就任を求められているのだ。提案理由は「上場以来10年を超えるのに業績が下降中の状態を脱して再生するため」と主張。提案された取締役と監査役候補には同社の創業者であり、事業の顔である橋本康弘社長のほかに名前を挙げた4人の候補には昨秋、名古屋証券取引所の新興市場であるセントレックスを上場廃止になった東京大学発ベンチャー「ECI」元社長や元国会議員秘書もいる華やかさだ。  突然の提案にメディビックは、大株主の真意を測りかねて次々に質問書を送付して抵抗中だが、大株主は7人の弁護士連名の回答書を突きつけて新役員候補受け入れを迫り、もはや喧嘩状態。大株主側はすでに株主名簿を閲覧して株主に賛同を呼びかけているとも噂され、

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